アスタリスク【ARS.O】
第9章 チャイニーズレストランへ【アキ】
「これ…。」
私はカバンから封筒を出した。
「何だよ。」
オジサンは怪訝そうな顔をして受け取った。
「病院代…。足りないと思うけど、これでまけといて。オジサンお金持ちなんでしょ。」
オジサン封筒の中を見て目を丸くした。
「2万も入ってんじゃん!こんなに払ったらお前今月どうすんだよ!」
オジサンが封筒を突き返してきた。
「ひと月くらいどうにでもするわよ。それに、今日返さないと、オジサンとは金輪際会わないから。」
オジサンが、ぐっと言葉を詰まらせた。
今日来たのは、多少なりともオジサンに世話になったとの思いがあったから。
その義理を今日果たしに来た。
義理を果たせばもう会うことはない。
潤にも会えなくなるけど…。
私はカバンから封筒を出した。
「何だよ。」
オジサンは怪訝そうな顔をして受け取った。
「病院代…。足りないと思うけど、これでまけといて。オジサンお金持ちなんでしょ。」
オジサン封筒の中を見て目を丸くした。
「2万も入ってんじゃん!こんなに払ったらお前今月どうすんだよ!」
オジサンが封筒を突き返してきた。
「ひと月くらいどうにでもするわよ。それに、今日返さないと、オジサンとは金輪際会わないから。」
オジサンが、ぐっと言葉を詰まらせた。
今日来たのは、多少なりともオジサンに世話になったとの思いがあったから。
その義理を今日果たしに来た。
義理を果たせばもう会うことはない。
潤にも会えなくなるけど…。
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