アスタリスク【ARS.O】
第5章 幸せな食卓
アキの両親はアキが小さい頃に離婚して、お母さんに育てられた。
お母さんはパートで一生懸命働いたが家計は苦しくて。
塾や予備校には行かずに勉強して、大学は公立に進んだ。
努力したが、給付型の奨学金には成績が一歩届かず、貸付型の奨学金を借りた。
でも、大学三年生の時お母さんは交通事故で亡くなって。
悲しむ暇もなく、住んでたアパートを追い出された。
お母さんが家賃を滞納していたらしい。
何とか、保証人不要の今のマンションに移ったが、そういう物件は割高で。
バイトしても、とても大学を続けることは難しかった。
結局大学は中退して、バイト暮らしをしているという。
「割りのいい夜勤のバイトをしてるけど、奨学金の返済と家賃で何も残らない。私、ワープアなの。」
アキは、ハハッと笑った。
お母さんはパートで一生懸命働いたが家計は苦しくて。
塾や予備校には行かずに勉強して、大学は公立に進んだ。
努力したが、給付型の奨学金には成績が一歩届かず、貸付型の奨学金を借りた。
でも、大学三年生の時お母さんは交通事故で亡くなって。
悲しむ暇もなく、住んでたアパートを追い出された。
お母さんが家賃を滞納していたらしい。
何とか、保証人不要の今のマンションに移ったが、そういう物件は割高で。
バイトしても、とても大学を続けることは難しかった。
結局大学は中退して、バイト暮らしをしているという。
「割りのいい夜勤のバイトをしてるけど、奨学金の返済と家賃で何も残らない。私、ワープアなの。」
アキは、ハハッと笑った。
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