箱……録
第2章 添い寝
私がベッドに入って…数分…
横にしいた客用の布団で寝ていた後藤の…気配を感じる…
――――…小さい時…
もしかしたら…
あの…狭い町で……会っているかもしれない…
目を閉じて――――…
幼い時の記憶を…引っ張りだす…
小学校……
いや……もっと昔し……
保育園……
そう――――――…その頃…
私……
宝物を…集めていたなぁ〜…
あれ?
私…宝箱――――――…
持ってた気が―――…
「―――先輩…
もう…寝ちゃいました?」
静かな部屋に―――――…
後藤の…
遠慮がちな声がした――――…
「寝てないよ…どうしたの?」
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