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Everlasting Love

第46章 計画



大倉「おっ、トマト風味なんや。」


聖輝「はい、今日はミネストローネって気分なので。」


大倉「ええやん!そんなんも作れるねんな。」


聖輝「まっまぁ…レシピ見ながらですけど…」


大倉「それでも料理するんが偉いわ〜」


聖輝「ありがとうございます。」


大倉「何かさ…台所に2人で立ってるとさ…まるで新婚のようじゃない?」


聖輝「しっ新婚?」


大倉「うん、旦那が仕事休みの時は一緒に料理するとかさ、あるやろ?」


聖輝「あぁ…僕のお父さんもたまーにそうしてますね。」


大倉「やろ?独身やから分からへんけど、こう並んで料理するのって楽しいんやろなぁ…」


聖輝「彼女さんとは料理しないんですか?」


大倉「するよ、でも何か違うねんよなぁ…まだ夫婦になってないからかなぁ…」


聖輝「夫婦と交際は違うんですか?」


大倉「違うと思う。」


聖輝「へぇ…」


大倉「まぁ、俺が結婚なんて考えられへんけどね。」


聖輝「結婚願望あるんですか?」


大倉「ないって言ったら嘘になるかな、でも…やっぱり職業柄難しいんよね…」


聖輝「あぁ…結婚したらファンの皆さん泣きますよね…」


大倉「うーん…それにまだ27やしな。」


聖輝「27歳で結婚してても全然おかしくないんですけどね…」


大倉「せやね、俺が一般人やったらもう結婚してると思うわ。」


聖輝「…悲しいですね…好きな人と結婚できないのって…」


大倉「うん…でも、俺この仕事好きやし、ファンの子も大切にしたいと思ってるから。」


聖輝「大倉さん…」


大倉「おぉ〜美味しそうにできてきてる!」


聖輝「わぁ〜本当だ〜」


大倉「早く食べたい!」


聖輝「あともうちょっとで完成なので頑張りましょう!」


僕達はラストスパートをかけ、ロールキャベツとたらこパスタを完成させた。

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