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聖輝「わぁ〜もうすぐ村上さんが来るんですね〜！」


松岡「涼野くんってさ、村上の話になると嬉しそうな顔するよね。」


聖輝「えっ？そうですか？」


渋谷「わははっ！ヒナのこと好きなんやろ！」


聖輝「えっ？！いやぁ…あの鬼瓦は…」


松岡「あははっ！鬼瓦？！」


渋谷「わはははっ！！こいつヒナのことよくいじるんっすよ！」


聖輝「だっだって！あの顔鬼じゃないですか！」


松岡「あははっ！すげぇ！後輩なのにそんなこと言えるんだ！」


聖輝「いやぁ…あの顔はアイドルの顔じゃないですよ！っていうか本物の鬼ですよ！」


渋谷「わははっ！！ヒナやから言えるんすよ！」


松岡「そうだな！他の奴だったら気遣って言えねぇか！」


聖輝「言えませんよ！」


渋谷「ぎゃははっ！見てください！これが鬼瓦っす！」


松岡「はははっ！！こりゃあ似てるかも！！」


聖輝「ですよね？！僕も初めて村上さん見た時パッと鬼瓦が浮かんだんですよ！」


聖輝「しかもあの八重歯！あの鋭い歯…あれ絶対人食べてますよ！」


渋谷「あははっ！！…あはは……？！」


聖輝「それにあの人めちゃくちゃセコいらしいですね、僕お金に汚い人大嫌いなんですよ！」


松岡「すっ涼野くん…あの」


聖輝「まぁ、この間ラーメンごちそうになりましたけど、あれが高級フレンチとかだったら間違いなく割り勘ですよ！」


聖輝「歌も下手だし顔も怖いしおまけにケチ！これはもうアイドルなんかじゃありませんよ！むしろ」


「むしろ何や…？」


聖輝「むしろ鬼ドル！何ちゃって……あっ？！」


村上「お前…よう人様の悪口ぺらぺらとしゃべってくれたな…！！」


聖輝「あっいや…その…あれれ〜？僕酔っちゃったかも〜」


村上「お前未成年やろ…？」


聖輝「あっあれ？そうだっけ？あはは…」


村上「お前…ええ加減にせんかコラァ！！！」


聖輝「きゃあー！！？」


とうとう僕にカミナリが落ちた。