
Everlasting Love
第29章 仲直り
光樹「俺、これから練習あるから行くわ。」
聖輝「うん、また明日ね。」
光樹「おう、じゃあな。」
僕は光樹くんと別れて門を出た。
聖輝「ハァ…」
もしこのままヤスと仲直りできなかったらどうしよう…
それだけじゃない…この問題を解決しないと…関ジャニ∞に迷惑かけることになっちゃう…!!
聖輝「…僕…どうしたらいいんだろう…」
分からない…分からないよ…
誰か…助けて…!!
聖輝「……あっ…!?」
ふと顔を上げると僕は目を疑った。
時計屋さんの隣には昨日なかったはずのange de bonheurというお店があった。
聖輝「えっ…どうして…?」
昨日なかったのに…
僕は動揺を隠せないまま、お店の中に入った。
聖輝「あっ…」
お店の中は一昨日見たのと全く同じだった。
昨日のボロボロな空き家とは大違い。
聖輝「ここ…昨日なかったのに…」
キヨ「いらっしゃい。」
聖輝「きっキヨさん?!」
キヨ「聖輝くん、また来てくれたんだね。」
聖輝「あっあの!キヨさん!昨日…親友とこのお店に行こうとしたんですけど…昨日…お店なかったですよね?」
キヨ「ん?」
聖輝「昨日親友とここに来た時…時計屋さんの隣…ここ…ボロボロの空き家だったんですけど…」
キヨ「ふふ。昨日もお店はやっていたよ?」
聖輝「えっえぇ?!でっでも昨日…」
キヨ「ふふ。ゆっくりしていってね。」
聖輝「あっキヨさん!…言っちゃった…」
昨日もお店やってたって…どういう意味なんだろう…
聖輝「…いや、でも昨日絶対このお店なかったもん!」
光樹くんと一緒に確認してるから…
聖輝「うーん…?不思議だなぁ…」
キヨ「はい、どうぞ。」
聖輝「あっキヨさん…」
キヨさんは僕に紅茶とケーキを持って来てくれた。
