
Everlasting Love
第28章 彼との同居生活
僕が普段使ってるベッドはシングルサイズなので2人で寝転ぶと結構狭い。
聖輝「……。」
どうしよう…距離が近すぎる…
大野くんや隆平くんと一緒に寝たことあるけど…僕も相手もすぐに寝たから特に何も感じなかったけど…
全然眠くない…眠くないから…めちゃくちゃドキドキしてる…!!
聖輝「……。」
僕は静かに寝返りをして翔くんの顔をこっそり覗いた。
聖輝「……。」
暗くてよく見えないけど…綺麗な顔してる…でも…やっぱりどこかやつれてる…
早く元気になってほしいなぁ…
僕はふと寝ている翔くんのほっぺたに手を添えた。
櫻井「……。」
聖輝「あっ…?!」
翔くん起こしちゃった…
聖輝「ごっごめんなさい…えっ…?」
僕はとっさに手を除けようとしたら、僕の手の上から翔くんの手が被せられた。
聖輝「さっ櫻井さん…」
櫻井「……。」
聖輝「……。」
翔くんの手…冷たい…
それだけじゃない…少しだけど…震えてる…
聖輝「…手…繋いで…寝ますか…?」
櫻井「……コク…」
聖輝「…はい。」
僕が右手を差し出すと、翔くんは左手で握り返してくれた。
聖輝「…おやすみなさい…」
僕達は手を繋いだまま、眠りについた。
