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Everlasting Love

第25章 修羅場



聖輝「本当だ…駐車場で何してるんだろう?」


波野「マネージャー待ってるのかな?」


聖輝「うーん…」

何かよく分からないけど…気になる…

聖輝「あの、ちょっとすみません。」


僕は車を降りて大野くんのところへ向かった。


聖輝「大野さん!」


大野「ん?」


聖輝「何してるんですか?」


大野「彼女待ってる。」


聖輝「えっ?!」


大野「んふふ、嘘だよ。」


聖輝「なっ…!もぉ…びっくりさせないでくださいよ!」


大野「ふふ、マネージャーの車から俺を見つけて気になって話しかけてきたんだろ?」


聖輝「ほっほぇ?!」


大野「あはははっ!!今度はほぇ?!かぁ〜!」


聖輝「ちょっ!!大野さんまで…もぉっ!!」


大野「あはははっ!!お前本当おかしな奴だなぁ〜」


聖輝「うぅ…」


大野「あははっはぁ〜…」


聖輝「……。」


大野「…なぁ、これからデートしねぇ?」


聖輝「えっ?大野さんとですか?」


大野「うん。」


聖輝「いや、僕より彼女さん優先してくださいよ!」


大野「あいつはいいんだよ。放っといても。」


聖輝「えぇ…彼女さんかわいそうじゃないですか…」


大野「いいんだって。人のプライベートに物言うんじゃねぇよ。」


聖輝「すっすみません…」


大野「ふわぁ…まだかなぁ…」


聖輝「マネージャーさんですか?」


大野「ううん、翔くん。」


聖輝「えっ?ここで櫻井さん待ってるんですか?」


大野「あの楽屋次収録する奴に取られちまって、ここで待ってるんだよ。」


聖輝「あっそうだったんですね。」


大野「お前も一緒に待ってろ。」


聖輝「えっえぇ?!僕関係ないじゃないですか!」


大野「いいじゃん!デートすんだろ?」


聖輝「しっしませんよ!それ以前に櫻井さんと約束してるんですよね?」


大野「3人でデートすればいいんだよ。」


聖輝「いや、意味が分からないんですけど…」


大野「とりあえずここで翔くん待っとけ!先輩命令だ!」


聖輝「えぇ…」

話しかけるんじゃなかった…

聖輝「うぅ…波野さんに言ってきます…」


僕は波野さんに事情を話して駐車場で別れた。

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