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これって…ストーカーが…もう一人いるってこと…？

波野「公衆電話や非通知の電話。そしてあの写真を送ったのは香純じゃない。」


聖輝「そっ…そんな…うそ…」


波野「嘘じゃないんだ…香純は26日から約2週間仕事でパリに行ってたんだ。」


聖輝「しご…と…？」


香純「私…海外向けの雑誌の仕事をしているんです…」


波野「…これ…パリで撮った写真…」


写真の日付データは4月3日から6日まであった。


聖輝「…じゃあ…あの写真は…誰が送ってきたんですか…？」


波野「…分からない…」


香純「私…謝らないとって思ってたんですけど…佑一さんからその話を聞いた時…怖くなって…もしこの写真も私がやったことになったらどうしようって思って…」


聖輝「…僕…どうしたらいいですか…？」


波野「…香純。しばらく涼野くんをウチに泊めてもいい？」


香純「えっ…でも…涼野くん…私のこと…」


聖輝「…香純さん。…正直に言ってくれてありがとうございました。僕はもう…大丈夫です。」


香純「涼野くん…」


波野「涼野くん。しばらくここにいてほしい。俺はマネージャーとして涼野くんを守りたいんだ。」


聖輝「……よろしくお願いします…」


波野「…よかった……荷物…取りに戻ろっか。」


聖輝「はい…」


僕はストーカー事件が解決するまで波野さんの家に居候することになった。