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オムツン

第28章 二十八枚目

マリは中を見られたくないのだ。

そりゃそうだろう…見ず知らずの、たぶん年下の同性に、恥ずかしい姿を見られたくはないのだろう。

私はこのまま従業員に対して

「失礼な!着替え中だと言っているだろうが!」

と理不尽に怒鳴りつけて、時間稼ぎをしようか、と思った。

しかし、この従業員はしつこい性格のようだし、開けようと思えば、強引に外からでもドアを開ける手段もあるような気がした。

そこで、私はSな気持ちがムクムクと沸いてきてしまった。

私は従業員に

「…わかりましたよ…ドアを開けますから、騒がないでください」

と言った。

マリの顔は青ざめていた。

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