涙色*遠恋
第6章 『策略』
「……あれ新谷……
何か落とし?……」
「……はい?……」
「……いや……新谷ワリー。
何でも無いよ。」
「そうですか?」
……俺は……
新谷が落とした定期入れを、
見つけて返そうとしたが、
新谷に興味を持って居る俺は、
とっさにその場を誤魔化した。
……こんな事して俺は……
どうしたいんだろうww
……新谷の……
ストーカーにでもなるつもりか?
……新谷ワリーな……
ちょっと借りるだけだから、
直ぐ返すから……
……俺はつくずく……
自分が嫌になった……
……こんな最低な奴だったのか?……
俺は……
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