痴漢
第5章 銭湯
「お、お嬢ちゃん?」
「はい?」
「ああ…、いや……」
髪を洗い終わると
ふと思った。
見られてるだけじゃ、物足りない。
「あのー」
同じく身体を洗っていたおじさんに話しかけ
「は、はい?」
「出来たら、良いんですけど、身体洗ってくれませんか?」
「!か、身体を?」
「はい」
「し、仕方ないのう」
「ありがとうございます!」
すると、おじさんが私に近寄りマジマジと身体を見る。
(あぁあ…)
おじさんが来て手を取ると、掌にボディーソープをつける。
「それじゃあ、お願いします」
「お、おお…」
恐る恐る背中に触れる手にピクッと感じた。
いやらしい手つきに、ついつい甘い声が漏れてしまう。
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