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腹黒ドS王子の愛する人Another

第1章 慧×桃史の場合

高田の言葉が落ちたところからじんわりと暖かさが広がって涙になって俺の頬を伝う。



「ふぅっ.....ひっ.......んくっ.....!」







葵にも見せられなかった姿を今俺はこの人に見せてるんだ。




恥ずかしいとかそんなことよりも安心する方が大きくて俺は背中に手を回して子供みたいに泣きじゃくった。





「ごめ、んっ.....たかだっ......!ほんとはっ....信頼してるっ、んだよっ.....!でも、俺はっ...すなおじゃないか、らっ.....」




「ううん、お前は素直だよ。そんな北浜に何回も助けられたんだ。これからもそのままでいてよ。俺が間違ってたら最初みたいにはっきり言って。」
















「俺も、お前を信頼してるから。もっと信頼してもらえるために頑張るから.....」





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