
腹黒ドS王子の愛する人Another
第3章 朔弥 × 元 の場合
「〜〜〜〜〜〜〜!!!お前のせいでっ!!!!」
「危ないから暴れないでくださいよ。」
飄々とそんなことを言ったのけるこいつに殺意が湧く。誰のせいでこんなことになったと!!!
ポカポカと寺石の胸板を叩くものの、本人はそんなものどこ吹く風。気にせず長い足でどんどんと進んでいってしまう。
「なぁ、どこ行くんだ?俺....」
「ナイショです。」
またナイショ....
取り敢えず俺の言うことは受け入れてもらえないだろうと諦めて、寺石に身を預けることにした。
そのまま、こいつが行き着いた先は普段全く使われていないトイレ。
おお!こいつにしては気が効くな!!!俺がトイレ行きたそうにしてたの気付いてたのか。
