
腹黒ドS王子の愛する人Another
第1章 慧×桃史の場合
昼休みーーーーーー.......
俺は約束通りあの会議室へ来ていた。
「ごめんね、遅れちゃって。」
「ううん!全然大丈夫!!」
まだ恥ずかしそうにうつむく女を見てこの前の情事を思い出して吐き気がする。
「で、ききたいことって?」
とにかく早く帰りたくて用事を急かす。
「えっとね......この前、私たちしちゃったじゃない?それって、つまり付き合うことになるのかなって....」
すぐこれかよ、抱いたあとは必ず付き合ってるとか何とか。
「つまり何が言いたいの?」
「え、えっと.....私、慧のことが好きです!!」
