
腹黒ドS王子の愛する人Another
第1章 慧×桃史の場合
第一印象は可愛くない。
生意気だし、愛想ないし。
「北浜さんってかっこいいよねー。」
「だよねー!っていうか美人さん?」
「わかる!」
廊下を歩く北浜桃史の姿を見て女性社員が騒ぐのが聞こえる。
そんな中で俺は最低と罵られたことに腹を立てながら素知らぬ顔で仕事に打ち込んでいた。
確かに奴が美人というのは頷ける。
透き通るような肌に整ったパーツ配置。
長い手足に儚い雰囲気は一瞬でその場を変える。
それでもいきなり最低はないだろ。
隣に座る同僚に質問をする。
「あの人ってさ、どんな人なの?」
「え!高田さん、北浜さんのこと知らないの!?」
よほど驚くことだったのかとなりの子は目を見開いて驚いている。
「名前くらいは知ってるんだけど、女の子たちが騒いでるのを聞いただけだからさ。」
「あー!なるほど!まぁ、北浜さんってあのルックスじゃないですか。それだけでも有名なんですけど、性格も良くて仕事もできる完璧人間なんです。」
その話を聞いて性格は良くないだろなんてまた子供じみたことを考える。
「あっ、ほら!噂をすれば。」
その子が指差す先には噂の張本人がいる。
北浜桃史はこの前俺に見せたような蔑む目とは正反対の表情で他の社員と話していた。
生意気だし、愛想ないし。
「北浜さんってかっこいいよねー。」
「だよねー!っていうか美人さん?」
「わかる!」
廊下を歩く北浜桃史の姿を見て女性社員が騒ぐのが聞こえる。
そんな中で俺は最低と罵られたことに腹を立てながら素知らぬ顔で仕事に打ち込んでいた。
確かに奴が美人というのは頷ける。
透き通るような肌に整ったパーツ配置。
長い手足に儚い雰囲気は一瞬でその場を変える。
それでもいきなり最低はないだろ。
隣に座る同僚に質問をする。
「あの人ってさ、どんな人なの?」
「え!高田さん、北浜さんのこと知らないの!?」
よほど驚くことだったのかとなりの子は目を見開いて驚いている。
「名前くらいは知ってるんだけど、女の子たちが騒いでるのを聞いただけだからさ。」
「あー!なるほど!まぁ、北浜さんってあのルックスじゃないですか。それだけでも有名なんですけど、性格も良くて仕事もできる完璧人間なんです。」
その話を聞いて性格は良くないだろなんてまた子供じみたことを考える。
「あっ、ほら!噂をすれば。」
その子が指差す先には噂の張本人がいる。
北浜桃史はこの前俺に見せたような蔑む目とは正反対の表情で他の社員と話していた。
