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俺はそのモヤモヤを抱えたままお昼ご飯を迎えた。





「高田さーーん！！！！」



「うおっ！」





突然隣の花巻さんが突進してくる。


なんつー怖い顔してんの。俺なんかした？





「彼氏と喧嘩しました！！！！」



「え。まじ？？」



「本当です.....」






そのままうだーと机になだれ込む花巻さん。



いつもラブラブなのに珍しい。





「どうしたらいいですかね？」



「んー？そうだなー。」




俺は少し考えてかばんの中にお菓子が入っていたのを思いだしそれを目の前に差し出して言った。




「信じてあげてよ。ね？」




「.......っ！！！」





その瞬間花巻さんが真っ赤になって顔を手で覆う。






「う....わぁ......今のやばいです.....」



「え、なにが？」



「無自覚っ！今の女の人が見たらイチコロです！！最近空気変わりましたよね、高田さん。」




その言葉に思う節があってクスッと微笑む。



「今のもやばい...一層かっこ良くなったって評判なんですよ！」


「何それ。」



おかしくなってクスクスと笑うと周りからもざわっと声が上がった。