
虹色の精霊に導かれて…
第56章 嵐 二日目 コンサート 終盤
N 「何でいんの? 何でいんの?」
何度も目を擦しながら二宮がステージの下に話しかける。
観客たちに混ざって“猴”がアロハシャツを着て、頭にサングラスをかけて女の子たちと肩を組んでいた。
宮≪良いであろう♪≫
超が付くほどご機嫌な宮様。
N≪なんでいんの!≫
業を煮やして、叫ぶ二宮。
お菊「ニノぉ!」
手を振るお菊。
N≪お菊!≫
指を指す二宮。
お菊「きゃーー 指さしぃ♪」
派手に喜ぶお菊。
N≪おい 説明しろ≫
S『どうもぉ ありがとう!!』
櫻井が感謝の言葉を叫ぶ。
A『ありかとう!』
手を振る相葉がステージに向かって走って来る。
O『ありがとう!!』
トロッコから降りて来る大野。
M『楽しかったぜ』
メインステージでキラキラ輝く松本。
手を振っている相葉と目が合った。
お菊{和也様 皆さんがおまちですよ?}
お菊の声が俺の心を整える。
N≪猴を頼む≫
ニコッとほほ笑む二宮。
A『ありがとう!』
マイクを持ったまま走って来る相葉。
N『ありがとう!』
マイクに感謝の言葉を乗せる二宮。
