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虹色の精霊に導かれて…

第3章 出発点への道

二宮視点

S「ドールに滞在するのは15分?」

マネ「同じアングルを取るためには、貸し切り状態にしないといけない…でも、団体ツアーの人や観光客の人に迷惑かけれないからね。警備的に15分が限界」

S「そう…ドールの人や観光客のお客さんにご迷惑かけたらいけないな」

 本当に終わったばかりだったのか、簡単な段取りをマネと始める翔さん。

S「思いでショットは、コンサートの終盤に使う。だったね…松本さん?」

 このメンツで“松本さん”と呼ばれて、慌てて体を起こす潤くん。

M「そうだね。後…ファンクラブの冊子にも提供するつもり…」


S「そうか…松本さんの構想に添えるよう勤めるよ。」


 『翔くんが、櫻井モードで話をしている…』
 潤くんが声を出さずに口だけで、俺に言ってきた。

 『そうだね…』
 俺も口だけで返事をする。


(相葉さんは…大野さんしか見てないな…)


S「アングルやポーズはカメラマンにお任せして…松本さんが欲しい絵とかある?」

M「そうだなぁ、五人で『アロハ~みたぃ…………


 マネに小さい声で聞く。

「ねー…取材でマナー違反的なトラブルあった?」


翔専属「いえ?ギャラリーも静がでしたし、機材も不具合もなく順調でしたよ」

「そう…」

翔専属「何か…変ですか?」

「ん?何だか…空気が重い…」

翔専属「そうですか?」
 マネが小さく首をかしげる。

「気にしなくていいよ…俺の感覚だから…」
そう言って、マネから離れる。


(新人には分からないだろうなー

 あの話し方…笑いかた…カッコいいよ。でもね…)

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