甘く、苦く
第54章 末ズ【ゲーム<?】
口付けられる度、
敏感な体が跳ねる。
そんな俺を見て、楽しそうに笑う潤くん。
「やだぁ、」
「…ふふ、可愛いよ。」
なんて、俺の欲しい言葉を
全部言ってくれる。
「も、だめっ!」
身を捩り、ズボンをあげる。
潤くんを少し睨んで、
腰を擦る。
「動けない?」
「当たり前だ。バカ。」
「誕生日なのに?」
「っ…仕方ないじゃんっ」
バカバカバカっ。
潤くんが昨日あんなに激しくするから、
こんなことになってるんじゃんか。
「ばあか。」
ベーっと舌を出して、
ベッドに潜り込む。
そしたら、潤くんもベッドに潜り込んできた。
「動けないなら、
今日はこのままいちゃいちゃする?」
「しねえよ。バーカ。」
こんなこと、面と向かって言えるのは
潤くんだけなんだよ。
特別な人なんだから。
甘い甘い誕生日。
ゲームよりも、潤くんの方が大好き。
あ、プロフィール、書き直そ。
ー終わりー
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