ペットではなく家族です。
第2章 ナオの場合
麻衣「入院、ですか」
獣医さん「軽い風邪ですが血液の検査も
あまりよくないので二三日は…」
麻衣「…わかりました」
ナオ「…」
麻衣「ナオちゃん、ごめんね…」
ナオ「…」
麻衣「すぐに元気になるから…少しだけ
我慢してね」
ナオ「…」
頭を撫で
名残惜しかったが
ナオを獣医に預け家に戻った
麻衣「…ただいま」
誰もいない家
いつもならナオがいるのに
「お帰り」って不機嫌ながらも鳴いてく
れるのに
でも今はいない
ベッドに横になると思い知らされる
麻衣「…ナオちゃん」
沸々と…
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