
ペットではなく家族です。
第13章 亀吉の迷い
恵「亀吉、昨日はありがとうね」
亀吉「…」
恵「亀吉?」
亀吉「えっ?あ、ご飯ならすぐ」
恵「昨日何かあったの?」
亀吉「あ…」
愛莉「おはよう」
恵「おはよう、昨日はごめんね」
愛莉「ううん」
亀吉「…」
昨日の事もあり
気まずそうな表情の亀吉
そんな亀吉とは正反対にあっけらかんと
していた
愛莉「亀吉、お弁当出来てる?」
亀吉「あ、うんっ…」
愛莉「ありがとう、行ってきます」
恵「行ってらっしゃい」
亀吉「…」
生理二日目
お腹も腰も痛くて量も多い
初めて経験する事ばかりで不安だったが
何もかもが初めてで
嬉しかった
自分も女子から女性になれた
そんな気がして
だけど…
愛莉「結菜、おはよう」
結菜「…」
愛莉「結菜?何怒ってるの…」
結菜「…別に」
愛莉「…」
その喜びはそう長くは続かなかった
