
襲われちゃう女の子
第3章 家庭教師のアルバイト
「え、無理だよ。私あんまり得意じゃないし」
「そうなの?」
「うん、高校の時に習ったぐらいだからよく覚えてないというか」
人に教えたことなんてないし、と言うと彼は「ふーん」と視線を逸らした。
「教えてくれないんだ?じゃあもういいや」
「っ……」
折角やる気になってくれた廉くんは呆れたように言葉を漏らす。
私は上手く教えられないのを承知で「待って!」と、
「教えるから!だから勉強しよ?」
「……」
そう言うと彼はニヤリと微笑んだ。
「うん、よろしくね美奈子ちゃん」
「え、と。じゃあ教科書ないから廉くんの借りるけどいい?」
「大丈夫、教科書要らないから」
「え?どうして?」
勉強するのに教科書は必須のはず。
そんな私の疑問に応えるかのように彼は笑ってこう言った。
「俺が教えて欲しいのは実技だから」
「じつ、ぎ?」
保健体育の実技ってなんだっけ。
そう首を傾げていると彼は「本当に分からないの?」と可笑しそうに笑う。
そして、
「こういうこと」
「!?」
彼は私に近付くとそっと右手で私の太ももを撫でた。
突然に接触にビクンと体が跳ねると声が口から漏れる。
「へぇ、敏感なんだね美奈子ちゃん」
「あ、やっ!」
彼の手は私のスカートをめくり、中の方へと進んでいく。
必死に抑えるが力に負けてしまい、その手の侵入を許してしまった。
廉くんの手が脚の付け根を擦ると再び体が反応する。
「れ、れんくっ……」
「俺、こういうことがしたいんだけど?」
「ひゃっ……」
いつの間にか椅子から腰を上げている彼は私に耳元でそう囁いた。
ビクビクと体を震えさせている私を見ると彼はクスクスと喉を鳴らして笑う。
