
襲われちゃう女の子
第2章 友達に縛られて
そうだよ、と宏太はなんてこともないように答える。
「吉沢のコップに睡眠薬混ぜたってだけだけど」
「っ……最低!犯罪者!」
「犯罪者って、友達とセックスしてるだけじゃん」
「本当に死ね。気持ち悪い。大嫌い」
「……」
そこまで言うと宏太の目が一瞬ギラついたように見えて体が硬直した。
しかし直ぐに「吉沢って口悪いよね」と笑うと私の顔から離れた。
「でも、だから快感に屈したところ見たいって言うのもあるんだけど」
宏太はそう言うと私の下半身に顔を埋める。太ももの付け根に舌を這わし、もう片方は手で愛撫をする。
強く吸い付くと彼はそこへとキスマークを付けた。
「や、っあ」
「沢山付けるね。吉沢は俺のだって」
「っ、やめて、!」
「ん、2つ目」
3つ目、とドンドンと宏太によって赤く染められていく。太腿は誰にも見られるのことはないから大丈夫かもしれないが、またこんな風に誰かとそう言うことになったときに困る。
宏太はそのことを見通してここに痕を残しているんじゃないだろうか。
暫くすると宏太はふっと表情を柔らかくした。
「ここ、もうトロトロじゃん。俺のこと待ってたんだ?」
「ひゃっ、」
宏太の舌が割れ目をなぞる。そこを丹念に何回も舐めるとピチャピチャと水音が部屋に響き渡った。
