
DAYS
第33章 交接 -deep night- ANOS×M
O side
「はぁ、…んっ。」
「も、ダメ…、ぅあ…。」
もうどれくらいこうやって、
潤のことを抱いているのだろうか。
翔くんも、相葉ちゃんも、ニノも、
もうみんなベッドに沈み込んでる。
「大野さん、どこにそんな体力
あるんですか…、いてて…。」
「ニノ、無茶し過ぎだよ。」
「だって、潤くんが色っぽいんだもん。」
相葉ちゃんと翔くんが、
ニノの腰をさすりながら、
「もうその辺にしときなね。」
「頑張れー…。」
一人、ひとりとまた眠ってく。
ラグの上ですっかり力の抜けた潤と、
俺だけが動している。
リビングには荒い息遣いと、
潤の悩ましい声。青臭いにおい。
「も、イく…っ、ぁっ。」
「俺も…っ。」
もう声すら上げられずに
達した潤は、意識を飛ばしていた。
そんな潤を見て、一気に押し寄せる疲労感。
今まで感じていなかった眠気が、
襲ってくる。
「片付けとか、しないとなぁ。」
口には出してみるけれど、
体はまったく言うことを聞いてくれない。
体はどろどろで気持ち悪いし、
潤の体は俺よりももっと酷いことになってる。
お風呂、入らないと。
中に出しちゃったから、出さないと…。
そんなことを考えてたのは、3秒前。
みんなの寝息に誘われて、
すっかり夢の中へとおちていった。
少しの罪悪感と、それを圧倒的に上回る
幸福に満たされながら。
