
あなたに精力うばわれちゃいます!
第2章 捲土重来
カーテンを開けると、そこにはぐっすりと眠った縁が見れた。
思わず祈織は控えめに笑う。
「…睡眠薬って、こんなに効くんだね」
ボソッと呟いてから祈織は空になった薬のゴミクズを見遣る。
ちゃんと2錠飲んでいる。
祈織はそれを確認すると、もう一度、縁を見つめた。
「馬鹿だね、水上さん。さらに体温が増すような薬を飲んじゃって」
そう言うと、祈織は縁の布団を剥ぎ、ボタンが空いたままのブラウスが露になる。
ついでに言うと、スカートも少しはだけており、真っ白な太ももが目に見えた。
実に無防備であり、誘っているようにも見える。
顔もほんのり赤く、首元にいやらしく汗が垂れている。
「水上さん、君はどんな男でも魅了する人だよ。やはり、あの人が欲しがっているだけある」
はだけたブラウスから、するりと手を忍ばせる。
フリルのついたブラに引っかかる。
一目見ようと、ブラウスのボタンを全部外して、上半身ブラのみの格好にさせた。
その姿は艶めかしく、色っぽい。
胸も少しい大きいっていうだけで、モデル体型には及ばないが…何だかとても、ムラムラするような光景だった。
