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腹黒ドS王子の愛する人

第4章 熱

「大体、お前の声がエロいからだろ!地声が低いくせに風邪のせいで声掠れてて、そんなん耳元で聞かされたら反応するだろ!!」



あまりの羞恥心から思っていたことを全てぶちまける。
なんだよ!人の気も知らないで!!


「葵、お前.....」




ゾワッ....


ん?なんか悪寒がする....


も、しかして...??



「ハァッお前可愛すぎ.....」

「うえっ!?うわぁ!!!!」



唐突な言葉と共にベッドの中に引きずり込まれる。




「あ゛ーー、だきてぇ....」

「いやいやいや!落ち着け、お前風邪ひいてんだぞ!とりあえずうえからどこうか!ね!」

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