俺氏、捨て子を拾いました
第7章 みつばじゃないよ、ふたばだよ
全く……辰海さんの周りの物はガラクタばかりです……!
あ、そうです!! こんな時は……!!
ふふん!! 私のスマホが役に立つです!!
このコンパスのアイコンを押すと全世界の情報がこれに集約されると教えてもらいました!!
えーと確かこの部分を押して……
おお!? なんか下に平仮名のあかさたなが出てきたです!!?
でも変です……あかさたなはまやらわしかないです……!!
ぽ……ポンコツです……これではPCの付け方と打てないです……
時代について行けないとは……こういうことなんですね。
私はスマホの電源を切り、ポケットにしまう。
その動作をした時す……私はぴんと閃きました。
「電源ボタンが……存在するのでは……!!」
それから私は至る所を触りました。
外装はもちろん触り尽くし、中のボタンも1つずつ丁寧に押しました。
そうその瞬間は来るべきして来たのでした。
PCが音を出して動き出したのです。
「……このボタンでしたか……」
それはりんごの紋章が刻まれた丸いボタンでした。
「付けたはいいですけど……何をどうしたらいいかさっぱりです」
結局分からないことだらけなのが世の中なんだと思いました。
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