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第74章 禁断の果実【target blue & xxx】 みきちん
「毎回会うたび止めてくれる?」
「だって、俺まだなんだもん」
「知りませんよ、そんな事」
「それに、後々の練習」
ローションを纏った指が
俺の中に入っていく。
「んあ…っ、ダメッ…」
「いいだろ?昨日ニノ、散々したじゃん?」
声のする方に目をやると
翔さんが立っていた。
「んっ…なんで…っ?」
「これ」
翔さんが小さい紙袋を掲げる。
袋の中から中身を取り出し、
2つのケースを開ける。
ひとつは紫に輝くアイオライトが
嵌め込まれた指輪。
角度を変えてみるとグレーにも見える。
これは俺たちが潤のモノになった証。
そしてもう一つは
グレーダイアモンドを
嵌めこんでいるネックレス。
これは潤が俺たちのモノになった
証にプレゼントする。
その日も、近いかもしれない…
END
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