
Doki Doki⛔️one way love〜一方通行の恋
第2章 2
___今日は遅くなります
っと…
これで良しっ!
「おい、星野、ちょっと」
「はいはい、なんでしょう」
「お前、何? あのメール」
「はい?」
「だから、あのメールはなんだ、って聞いてんの」
「ですから今日は…」
「俺、言って無かったか? 今日残業」
「ええっ、聞いてませんっ、ぜんっぜん聞いてませんよ、そんな事」
「あ、そう? んじゃ、今言ったからいいな、よろしく」
「そんなー… (涙)」
「___って言うわけで、ごめん」
「残念だけど仕方ないよ、仕事なんだから」
「うん、本当に残念… 久しぶりのタダ飯、いや、外食が…(涙)」
「でも、ちょっと羨ましいかな、だって、瀬川係長と二人で残業なんてさ」
「___じゃ、頼んだぞ」
顧客からの緊急の用件ができたとかで雛一人に丸投げして駿は出かけてしまった
「出来るだけ早く戻るようにするから」
「鬼か、あんたはっ」
駿の姿が見えなくなるのを見計らって雛は呟いた
