
おじさん先生との恋愛はダメですか?
第7章 委員会
「木下君。今日の企画書、文芸部の部室で書くんだけど…いいかな?」
一応、聞いてみなきゃ。
「ん?別にいいけど。永井先生が言ってたの?」
「うん…なんでかわかんないけど。」
「ふーん。文芸部、見学してく?」
「えぇ?あ…いいの?」
いきなり聞かれたらびっくりするってば…。
「うん。先生から聞いてた。放送部の子が文芸部に興味あるって。ほら、部員って僕しかいないからさ。先生も心配してくれてるんだと思う。」
「そー…なんだ。」
やっぱり…優しいな。
