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先生…お願い。早く治して・・・

第69章 記憶喪失


翌日、いつもの回診の時間になり、トントンっとノックの音と共に石川先生が現れた

石川先生は真っ白な白衣をなびかせ、朝日の輝きにも負けない爽やかで優しい笑顔と共に病室に足を踏み入れた


「おはよう。調子はどおかな?」



『普通です…。』

少し伏し目がちに答えた私に先生は優しくニコっと笑い



「普通が一番だ!そんなに落ち込まないで。」

先生は私を励ます様に明るく振る舞う







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