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先生…お願い。早く治して・・・

第44章 思わぬ訪問者…そして石川先生の覚悟……


少しすると、その時間はやってきた…


トントン…

ドアをノックする音が聞こえた


綾はまた布団を頭までスッポリと被った。

昨日の夜、顔を合わせなかった為、どんな顔で先生に会えばいいのか分からない…



石川は昨夜同様、布団をかぶった綾を見ると大きなため息をついた




石川 :「熱は?計った?」


その問いに宮田が代わりに体温計を渡した…


石川 :「熱は無いようだね。宮田、また外で待っててくれる?」



宮田 :「…はい。」


私が部屋の外で待っているのは毎日の事だが、今日のお嬢様は一貫して石川先生の回診を拒否している。石川先生は一体お嬢様にどう立ち向かうのか、正直かなり心配だった

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