
先生…お願い。早く治して・・・
第87章 石川先生の特別治療①
綾『んっ…っ…///』
甘くて優しいキス
ゆっくりと先生の唇が離れ、優しい微笑みで見つめられる
石川「ただし、それをご褒美にするならもう一つ条件がある。」
綾『…何?』
石川「明日、シンの診察を受けてもらう」
先生の真面目な顔。
綾『え?!』
想定外の言葉に頭がついていかない…
綾『え?シン先生…の?…え?なんで?ヤダ!!』
石川「綾…、昨日今日のお腹の中の数値の増殖は異常だ。今までとは何かが違う。それはお前も分かるだろ?
司馬先生も俺も、胸にその原因があるんじゃないかと思っている。」
綾『だからって、なんでシン先生なの?』
石川「シンは乳腺外科の専門医、エキスパートだ。だから今綾の胸の状態を診てもらいたいと思ってる」
綾『やだよ!先生でも診れるでしょ?』
石川「シンは診てる数が違う。昨日今日みたいに、今までなった事もない90以上の数値が毎日続く。その度に胸の注射にお腹の治療、綾、、毎日頑張れるか?」
綾『……。』
石川「嫌だろ?」
綾『……。。』
石川「大丈夫、安心しろ!俺と違ってシンは優しい。怒ったりしないから怖くないよ。それに家の実家に遊びに来た時、一度シンの診察は受けてるでしょ?」
綾『でも…やだ…。あの時の注射、凄く痛かったし…。』
石川「俺だって、本当は…伸に診察させるのは嫌だよ!!」
綾『先生が、なんで?』
石川「だって、伸はお前が見間違う位俺に似てるんだぞ!そんな伸がお前に触れるんだぞ!それに、アイツは俺と違って優しい。もし万が一、俺より優しいシンの方にお前の気持ちが偏ったら…と思うと、シンにだけはお前に触れて欲しくないんだ。」
綾『先生…。。』
石川「でもな…。。俺にとってお前の身体が一番大切だから、気は進まないがシンに診てもらった方が良い。それに身体が回復しない事には、SEX自体出来ないだろ?だから、この条件がクリア出来たら、綾が望んだご褒美は、ちゃんとしてあげられる。」
綾『…本当に??』
石川「本当だ!!でも途中で治療断念したら、先生だって綾とのエッチは楽しみだけど、お預けだよ?良いね?」
綾『……。。。』
寂しさと不安が入り混じった顔で石川を見つめる
