先生…お願い。早く治して・・・
第85章 才色兼備な【元・彼女】と、自信の無い【今・彼女】
梨沙「私、なんで振っちゃったんだろ…こんな良い男!」
(えっ?!!!先生を振った?)
石川「本当、こんな良い男、中々いないぞ!」
っと、ハハっと笑う石川に梨沙は、石川の胸に咄嗟に抱きついた
(えっ?!!!)
石川「おいっ!」
ちょっと困惑する先生の姿がモニターに映る
(見たくなかった…
見なきゃ良かった…)
石川「おいっ、梨沙?!!」
梨沙「…お願い、、ほんのちょっとで良いの。このままでいさせて。ごめんっ…お願いっ」
石川「…そんなに辛いのか?今の病院…」
梨沙「そうじゃない…。もちろん上手くいってないけど。そうじゃなくて………。。。。。。」
石川「ん?」
梨沙「……ねぇ。。。。ゲン。。。私達さ…、、昔の様に、もう一度…」
言いかけた言葉を遮る様に石川は、梨沙の両肩を掴み、自分の胸から離した
石川「悪い…梨沙。。。俺…今、好きな人がいるんだ。…」
神経な目で梨沙の目をしっかり見つめ返した
梨沙「…そっか…。。ごめんっ、そうだよね…。ゲンに彼女がいないわけ、無いわよね。。」
梨沙は笑ってそう言うと、一歩後ろに引いた
石川「ごめん。」
梨沙「謝らないで!それに、これでおあいこでしょ!お互い一回ずつ振ったって事で!」
石川「あぁ〜そうだなっ。お前なら俺なんかよりもっと良い男、見つけるよ!」
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