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先生…お願い。早く治して・・・

第81章 退院・学校…そして、、、



中川「直ぐに迎えに来るそうだよ」



はぁ〜
先生には届かない小さなため息を吐いた




そうだよね…

そうなるよね、、、

その後渡部は病院に直行されてしまうのか…

容易に想像が出来てしまう





20分も経たないうちにトントントン…っとゆっくりノックをする音と共に宮田がやってきた



宮田「中川先生、ご連絡ありがとうございます。」


宮田は中川先生に一礼すると
ベットに横になっていた私の方にやってきた



宮田「お嬢様!大丈夫ですか?」




綾『うん。全然大丈夫だから!』

ふんッとそっぽを向く綾に
宮田はニコッと笑うと


宮田「では参りましょう!表に車、待たせております。カバンは私が取って参ります」




宮田は綾の教室にカバンを取りに向かったが、そこで女子生徒みんなからの沢山の黄色い悲鳴を浴びた事は言うまでも無い…



綾『遅かったね。』

先に車に乗り待っていた綾が宮田に声を掛けた



宮田「すみません。お待たせして…。」



綾『どうせ皆んなにキャーキャー言われてたんでしょ?』



宮田は少し機嫌悪そうに眉間に皺を寄せた

宮田「行きますよ!病院に!!」



はぁ〜っと大きなため息をつくと


綾は広い後部座席にあるクッションに倒れ込んだ




行きたくない…









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