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残飯ガール

第1章 食べ物を粗末にしちゃいけません!

一階に降りて下駄箱に行くと、お弁当を持った男子が上靴に履き替えてる姿が見えた。



多分、この人だ……!!


「ちょ……」


話しかけようとしたけど、あたしの足は止まった。


よく見ると、背高い……
よく見ると、チャラそう…
よく見ると……イケメン!!



あたしは回れ右をした。

なんとなくイケメンには声をかけられない性分でして……。


いや、もし自分が理紗ちゃんみたいに痩せてて美人なら気軽に声かけれそうなんだけど…



あたしデブだし、ブスだし……



てかいきなり「お弁当捨てるなんてもったいないですよ!」って言うのも変じゃない?


さっきは思わず「もったいない!」なんて叫んじゃったけど……



段々冷静になってきた。

うん……教室戻ろう。




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