
お嬢様♡レッスン
第122章 【番外編】秘書のお仕事Ⅰ
しかし、橘はパーティには戻らず、具合の悪い上司に付き添う事にした。
本音を言えばパーティに戻りたい。
戻って黒崎と話しがしたい。
過去の橘であれば、その気持ちを優先させたであろうが、今の彼女には責任感と言うものがある。
彼女は彼の案内で用意して貰った部屋へ上司を連れて行くと、甲斐甲斐しく彼の世話をした。
それを案内してくれた男が傍で見守っている。
「あの…ここは私がおりますので、大丈夫ですよ?他にお仕事があるのではないですか?」
橘は美形の男が傍にいる事が落ち着かずに、彼にそう告げるが『お客様に何かがあった際にお傍に居るのも私の役目ですから』と返されてしまった。
暫くしてハイヤーの到着を式の際に指輪を持って現れた少年が告げに来る。
その少年もかなりの美形だった。
黒崎も元々はこの邸で働いていたと聞いている。
この邸には美形の男しかいないのかと、橘は少しだけ綾芽を羨ましく思った。
(何を考えているの!人を羨んでも何も変わらないのに!!)
そう心の中で自分を戒める橘。
橘は知らない。
この時、自分の新しい恋が動き始めていた事を。
本音を言えばパーティに戻りたい。
戻って黒崎と話しがしたい。
過去の橘であれば、その気持ちを優先させたであろうが、今の彼女には責任感と言うものがある。
彼女は彼の案内で用意して貰った部屋へ上司を連れて行くと、甲斐甲斐しく彼の世話をした。
それを案内してくれた男が傍で見守っている。
「あの…ここは私がおりますので、大丈夫ですよ?他にお仕事があるのではないですか?」
橘は美形の男が傍にいる事が落ち着かずに、彼にそう告げるが『お客様に何かがあった際にお傍に居るのも私の役目ですから』と返されてしまった。
暫くしてハイヤーの到着を式の際に指輪を持って現れた少年が告げに来る。
その少年もかなりの美形だった。
黒崎も元々はこの邸で働いていたと聞いている。
この邸には美形の男しかいないのかと、橘は少しだけ綾芽を羨ましく思った。
(何を考えているの!人を羨んでも何も変わらないのに!!)
そう心の中で自分を戒める橘。
橘は知らない。
この時、自分の新しい恋が動き始めていた事を。
