
お嬢様♡レッスン
第117章 慌ただしい日々
宗佑が帰宅し、夕食の席で綾芽の今後の事が話し合われた。
綾芽が東乃宮の邸に引き取られてから、まだ半年にも満たない。
その間に様々な事があった。
「式はなるべく早くと言っていたが、式場や披露宴の招待客の都合を考えると、少なくとも3カ月は余裕が欲しいね」
宗佑は二人を前に、そう言って彼等の顔を見る。
東乃宮の次期総裁の結婚式ともなれば、招待客の人数も半端ではない。
経済界・政界・国外の主要な取引先の親交のある人物だけでも、かなりの数だ。
そして、彼等は多忙である。
そのスケジュール調整は、難度が高い。
また、それだけの人物を招待するのであれば、それなりの会場を抑えなくてはならない。
「お式と披露宴何ですけれど、邸で挙げる事は出来ないでしょうか?」
「邸で?」
「はい。慎吾さんとも話し合ったんですけど、お邸で働いてくれている皆さんに祝福して貰いたいねって…」
綾芽がそう言いながら葛城の顔を見て微笑むと、彼もまた微笑んで彼女を見る。
仲睦まじい二人の様子に、宗佑の顔にも笑みが浮かぶ。
「そうか…。それは構わないが、式は何式にするんだね?」
「邸ですから、人前式になりますよね?駄目でしょうか?」
「いや、二人が決めた事であれば、それを尊重するよ」
「有難うございます」
宗佑に了承を得た綾芽は、喜びに顔を輝かせた。
綾芽が東乃宮の邸に引き取られてから、まだ半年にも満たない。
その間に様々な事があった。
「式はなるべく早くと言っていたが、式場や披露宴の招待客の都合を考えると、少なくとも3カ月は余裕が欲しいね」
宗佑は二人を前に、そう言って彼等の顔を見る。
東乃宮の次期総裁の結婚式ともなれば、招待客の人数も半端ではない。
経済界・政界・国外の主要な取引先の親交のある人物だけでも、かなりの数だ。
そして、彼等は多忙である。
そのスケジュール調整は、難度が高い。
また、それだけの人物を招待するのであれば、それなりの会場を抑えなくてはならない。
「お式と披露宴何ですけれど、邸で挙げる事は出来ないでしょうか?」
「邸で?」
「はい。慎吾さんとも話し合ったんですけど、お邸で働いてくれている皆さんに祝福して貰いたいねって…」
綾芽がそう言いながら葛城の顔を見て微笑むと、彼もまた微笑んで彼女を見る。
仲睦まじい二人の様子に、宗佑の顔にも笑みが浮かぶ。
「そうか…。それは構わないが、式は何式にするんだね?」
「邸ですから、人前式になりますよね?駄目でしょうか?」
「いや、二人が決めた事であれば、それを尊重するよ」
「有難うございます」
宗佑に了承を得た綾芽は、喜びに顔を輝かせた。
