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ふん。

俺はそっぽを向いてしまった。




もうコイツなんてしらねえ！



「そういえば、あなたに渡したいものがあったんだ」




「何だ？」



「これよ」



ナナはそう言って、俺に手を差し出してきた。




その手には、ブレスレットのようなものが乗っていた。




「何だこれは？」




「これはブレスレットよ」



「そんなのは見れば分かる。詳しく教えろって言ってんの！」