未知夢
第6章 空間
薄暗い3帖程の間。
中はヒンヤリとし、洋式便器と小さな洗面台。それに、薄っぺらい布団が用意されてある。
冷たく白い壁にもたれ、足を伸ばして座り込む。
繁はただボォーーッと、壁を眺めていた。
とっくに酔いは消えていた。出来ればまた深く酔っぱらいたい。
何をやったんだ俺は……。
何度も深く考える。
酔っぱらっているときのもう一人の俺になったら、何か思い出すのだろうか?
何度も自問自答を繰り返す。
だが、答えなんか出て来ない。
出るのは涙とため息だけ。
この後の自分の人生はどうなる……。
間違いなく結婚は無理だ。
元殺人犯と付き合いたいなんて女がいるものか!!
繁はゴロンと横になった。もう、二度と酒は飲みません。
もし死刑になったら……そんな不安も過る。
「もういいや……。どうにでもなれ……zzz」
ウトウトとした繁は、眠りについた。
中はヒンヤリとし、洋式便器と小さな洗面台。それに、薄っぺらい布団が用意されてある。
冷たく白い壁にもたれ、足を伸ばして座り込む。
繁はただボォーーッと、壁を眺めていた。
とっくに酔いは消えていた。出来ればまた深く酔っぱらいたい。
何をやったんだ俺は……。
何度も深く考える。
酔っぱらっているときのもう一人の俺になったら、何か思い出すのだろうか?
何度も自問自答を繰り返す。
だが、答えなんか出て来ない。
出るのは涙とため息だけ。
この後の自分の人生はどうなる……。
間違いなく結婚は無理だ。
元殺人犯と付き合いたいなんて女がいるものか!!
繁はゴロンと横になった。もう、二度と酒は飲みません。
もし死刑になったら……そんな不安も過る。
「もういいや……。どうにでもなれ……zzz」
ウトウトとした繁は、眠りについた。