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○○恋

第1章 第一章 社長様は…

智side


さっきから、真剣に秘書ちゃんは
俺がためにためた書類にはんを押している。



一生懸命な顔が可愛いんだなこりゃ



それとか、髪の間から見える首筋とかスラリと伸びた足とか


これで仕事に集中しろ!

ってほうがおかしい。


そう思ってたら、秘書ちゃんが不意にこっちを向いたから俺は真剣にやっているフリをかました。



一瞬だけかと思ったらずっと見られてて


カッコつけたかったんだけど
さっきの眠気がまた来て

だらしないあくびが出てしまった。


俺ってダメだなぁ




そんな時

トントンってドアをノックする音が



なんだよ……


急に



せっかく二人っきりでいるのにさぁ


だれが邪魔しようとしてんだよ


無視しちゃおうかなとか
思ったらまた


どんどんどんどんどんどんどんどん


さっきよりも激しくなって


これ以上は無理だなって思って


「どうぞ」って皮肉を込めてドアのあちら側にいる奴に言ってやった


和也「失礼します」



そしたら、秘書ちゃんと同じ秘書課の二宮……金次郎?だか言う奴が入ってきた

しかも、すごい喧騒で



和也「あの、社長。うちの課のモノを
早く返していただけませんか?

そのものは、自分の仕事もまだ終わってないものですから」
ってものすごい早口で言ってきた。



智「えーーー。いいじゃん別にぃ。
もう終わるからさ。




それに、俺の社員をどうしようが俺の勝手だろ?

あと、これも社長命令の仕事だから


終わったらちゃんと返すから


ね?二宮くん」


最後の方は彼の耳元でブラックな部分全開で言ってやった


そしたら納得したようで

和也「わかりました


おわったら直ちに帰らせてくださいよ」


って独占欲丸出しで言ってきた


まっ、俺も人の事言えないか

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