無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

それを見た途端、若葉ちゃんの表情はあり得ないほど一変した


「ッ…!!なんで!?なんでひーちゃんがそれ持ってるのよ」

「…さぁ、なんでだろうねぇ♪」


そんなに焦っちゃって…

この顔、渚くんにも見せてあげたいなぁ♪

オレが見せたモノに、面白いほどの反応を返してくれる若葉ちゃん

面白すぎて、危なく握っていた銃のトリガーを引きそうになる


だけど、若葉ちゃんごときに手を汚すのなんてはゴメンだね

もっとも、オレが誰かを葬り去る時はもっと陰湿で、且つ足のつかない方法を選ぶけど、さ♪


「…ねぇ、そんなに驚かなくてもいいじゃん」


脱がせた時より焦ってるとか、ホント笑える


でもね…


「…………♪」


その足らないオツムであんまり焦るとさ、お喋りな口からボロがでちゃうよ…♪


「ッ…黙ってないで、答えなさいよ!!」

「そうだなぁ…、こんなことオレが言えた義理じゃないけど、強いて言うなら日頃の行いはダイジだよ♪って話」

「ぜんぜん答えになってない!!

だってそれは、アタシが───ッ…」

「……が、なに？」


ほーら、お待ちかねの失言だ♪


「………」


"アタシが"どうしたって!?


ここからが大事なのに、そこまで言うと彼女は急に口をつぐんでしまう


「ねぇ、急に黙られても困るんだけど…さっきまでの噛みつくような威勢はどこにいっちゃったの」

「ッ…!!」