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雨音が籠る車内…




「ふ……んぁ、…っ…」




「その声…誘ってんの」





まだ唇の触れ合う距離で、色気たっぷりの眼差しで彼が囁く


「っちが…んんっ…」


慌てて否定しようとしたけれど、アタシの声は再び彼の唇によって絡めとられてしまう


熱い舌で歯列をなぞられ、口内を犯すような官能的なキスにカラダの奥が熱くなる


「っ…ん!!」


するといきなりスカートの裾からスルリと手を入れられ、慌てて上から彼の手を抑えた


しかし、深くてとろけるような彼の舌遣いにあっという間に力が抜けていく


彼に与えられる恍惚感にすぐに頭は真っ白にされ、快楽によって理性が奪われた脳内はモノを考えるコトを一方的に拒みだす


「…ふぅ…ん……」


ツーっと彼に脚を撫でられ、鼻にかかった甘い声が漏れた


唇を離すと、どちらのものともわからない混ざり合った蜜が濡れた唇から零れる


彼はそれを長い指ですくい取るとペロリと舐めニヤリと妖美に微笑んだ


その表情は見惚れるほど官能的で美しく、彼の放つ色気がアタシをクラクラと酔わせる