ネムリヒメ.
第6章 ホットミルク.
でも…
せめて…
せめて、お姫様抱っこにしてください…
「怖いっ!!」
彼に片手で肩に担ぎ上げられて、ジタバタと暴れるアタシ
「おい、暴れんな…重いから」
「ちょっ…えっ!!」
「騒ぐな…」
「んぐっ!!」
顔を真っ赤にしながら、口を両手で抑える
彼は自分の部屋の扉をあけ、ベッドまでアタシを運ぶと優しくベッドの上に降ろしてくれた
「寝ろ…」
そう言うとおもむろに、ネクタイを外し身につけているベストやワイシャツを脱ぎだす彼
ちょっと…
ちょっと!!
ちょっと!?
ここで脱がないでよ
まさか…と、よからぬコトを考えて一瞬身構えるアタシ
「脱いで…」
ぇえっ!!?
「っ…」
すると渚くんが驚き固まるアタシの服に手をかけた
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