
山岸君と照井君
第31章 愚か者―――……
「―――…ヤバぃ…惚れそうですよ…」
米屋が何か…呟いたが…
俺は、聞き取れなかった――…
だ…って……
…く…口の中の…
ね…ネギ――――…が…
マズイ……
って事で頭がいっぱいだからだ!!
「もぅ――――…寝ます…」
俺は、冷蔵庫からビールを一本取りだした
う゛〜〜〜〜〜…臭い…
口がネギ……臭い…
俺は、口の中の不快感を取り除きたくて!
ビールを慌てて口に含む!!
「!ブッふぁ!ゴッホ!ゴホッ」
がっ――――!!
気管に入り噎せてしまった!
「岳心さん!!慌てて飲むから!」
