
山岸君と照井君
第26章 氷背―――……
俺も…名残惜しいが…
鞄を掴み―――――――…
部屋を出る――…
玄関で靴を履き…振り替える…
「宏樹…
///…また…明日―――…
頑張ろうな…
で―――――…
クラス一緒になって…
ずっと…隣で勉強しよう…
大学も―――――…
…そして…
教員試験を…一緒に受けよう…」
玄関先で―――――――…
制服の袖を摘ままれながら…
俺は――――――――…
胸が跳び跳ねた!!
「///あぁ…ずっと…
隣で…一緒に―――――…」
俺は、苑心の手を握り……
抱き寄せる―――――――…
「一緒に……笑おう…」
苑心は、俺の腕のなかで…何度もうなずく…
