
山岸君と照井君
第25章 応援―――……
『―――…最近…夜も苑心といたから…何か………落ち着かなくて…』
僕は、耳が火傷してしまうくらい!!恥ずかしくなる!!
「///…なっ…な…あ…明日も、会えるだろ!!」
宏樹の、歯の浮くような言葉に!!
階段を登るスピードが早まる!!
誰もいない家なのに!!
宏樹のセリフが聞かれたら恥ずかしいのか?!
慌てて自室に入る!!
「そ///そんな下らない事で電話とは、宏樹も暇なのか?!
///ぼ…僕は、忙しいんだ!!休み前テストもあるし!!」
僕は、動揺と高揚を押さえるのに必死になっていた
『ぅわ…ひでぇ言われようだなぁ…
あ、そうそう…そのテストの要項プリントを杉浦から預かった、苑心に渡しといてって――――…』
ん?何故に杉浦君が…宏樹に僕宛のプリントを届けるのか?
疑問だが……
「自宅が…近いから?
まぁ…杉浦君のマンションから僕の自宅は…近いとは言えないから?
ま、助かるな!うん!助かる!!」
『ま〜…それもあるけど……
俺たちの関係を見抜いていたってのもあるな…』
はい―――――…?
