
山岸君と照井君
第21章 血の繋がる他人―――…
お祖父様は、繋いだ僕達の手を指差し―――…
ニヤニヤ笑う!!!
慌てて!繋いだ手を振りほどいたが…
何か…全てが…“イエス”に見えてしまうかのような態度に…
僕は、あたふたしてしまう…
「///あっ…あ、あの…おじいちゃん――――…これは…」
僕は、釈明しようとするが…何故かうまく言葉が出ない!!
「――――…いや…まだ…
恋人にはなってません…
俺の…返事待ちです―――…
スミマセン!!大事なお孫さんに……恋人になってほしいと…詰め寄っています…」
「///ひ…宏樹……」
宏樹が、お祖父様に深々と頭をさげている――――…
同性にたいしての…この感情は―――――…
年配のお祖父様には…
受け入れられないきがする…
宏樹は―――――…
罵声を浴びせられ…罵られ…
殴られるかも――――…
とっさに…僕は、そんな事を考えてしまった!!
すると…自然に僕も……宏樹のとなりで頭を下げていた―――――…
