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山岸君と照井君

第21章 血の繋がる他人―――…

「お祖父様!?」


僕は、大笑いを始めたお祖父様に…意味が解らず…眉をひそめる…



「悪い、悪い―――…それにしても苑心!その“お祖父様”って…止めてくれないか?

お前は、いつも通り“おじいちゃん”で頼む」




僕は、お祖父様のベッドまで行くと…少し気が抜けてたのか――――…笑っていた…




「はい…おじいちゃん…」


お祖父様も…笑顔を返してくれた――――――――…



「おじいちゃんが入院したって…岳心兄さんから聞いて……」



しかし、見るからに元気だし…


仕事の書類も…ちらほらベッドに散乱している…




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